
missiD2021対面面接について
今回、2012年にミスiDが始まって以来、過去に例のない初めての最終面接の形になったので、そのことについて説明します。
この対面面接は、昨年12月に実施したオンラインでの最終面接の「補足」という位置付けです。
いわば、追試です。
最終面接はオンラインで全員一度終わっていて、なのでこれは「対面面接に進んだ」というよりも、「対面が追加された」と考えていただけると嬉しいです。すでにそのオンライン面接で評価ができた人は呼んでいません。
未曾有の新型コロナの世界的流行、そしてその終息がまだ見えない中、安全面を最優先してこの対面自体を成立させるための会社の条件は、本来やるはずだった12月の200人全員での最終面接よりも「全体の規模を大幅に縮小すること」でした。
そのため、人数的には4分の1程度の数で実施します。
毎年言ってますが、その年の「ミスiD」とは基本的に「ファイナル全員のこと」です(さらに広げればセミファイナル、さらにはその年エントリーしてくれた全員のことなんですが、記録として収拾がつかなくなるため)。「この200人の全員年齢も環境もジャンルも夢も違った素晴らしい人たちが今年のミスiDです」で終わりたいのですが、それだと、ただでさえ参加者も選考基準も多様なこのオーディションの最後まで残った多種多様な人たちの魅力が、情報量の多さでぼやけてしまいます。
なので、全員に等しく意味と価値がある、と言いつつ、そこから先の各賞やグランプリを選ぶという矛盾でしかないことを毎年やっています(ミスiDの大きな弱点で課題です)。
なので、もういいよと言われてもしつこく言いますが、泣く思いで200人に絞った時点で、200人全員が等しく今年のファイナルで、堂々すばらしいファイナリスト、なのです。(この先はボーナスステージ)。
なので、いっそ今年は対面はすっぱり諦め、「平等」を遵守し、完全オンラインで終える、ということも考えました。でも悩んだ末、誰とも会うことなくミスiD2021をクローズする、各賞までを全てSNSとオンラインで決める決断はできませんでした。もはや ”終わらない学園祭” のような延長戦に突入してしまった錯覚すら覚えるミスiD2021にも(ほんとに時々そう思ってしまいました。これはもしかしたらずっと続くのではと)、現実を取り戻し、区切り線を引かなければなりません。
ということで、すでにメールでもお伝えしているように、一つではない評価軸から、「何かしら会って確認したいことがある人」という基準で複数の選考委員からお名前が上がっている人を、今回はお呼びします。
繰り返しますが、最終面接の「補足」で、「追試」です。
「対面面接に呼ばれない=評価が低い」ではなく、受賞の可能性は例年同様すべてのファイナリストに変わらずあります。
対面面接に呼ばれる人と呼ばれない人の授賞の可能性は全くの平等です。
(すでに僕の中でも、今回呼んでない中でも絶対にこの賞を!という人はいます。おそらく他の選考委員も同様です)
コロナという理不尽で説明のつかない状況の中で、やり方の最適解を出せなかったと思っています。刻一刻と変わる状況の中でも、もっと上手な方法があったかもしれません。
なので、お会いできなかった人に関しては百パーセント、ミスiD側の力不足です。本当にすみません。
でも、今までで一番長い期間見てきたファイナリストに会いたくないわけがない、ということはどうかわかってください。エントリーしてくれた去年の春から、ほぼストーカーのように一年近く見てきてるのですから、全員と死ぬほど会って話したいに決まってます。
もう少しして、この重苦しい選考期間が終わったらば、その時は、選ばれた選ばれないといった呪縛から抜けて、一人一人全く違う魅力に溢れる「ミスiD2021」の皆さんに向き合える日が楽しみです。
4月の授賞式は可能な方はぜひ全員東京でお会いしましょう。もしそこが難しくても、その後、必ず機会を作るので全員お会いしましょう。
ミスiD実行委員長 小林司
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